そう言われることがよくあります。
なぜなら、うちで練習しなければならないからなんだそうです。
音楽関係はみんなそうです。
先生のところに行ったときだけ弾いただけでは、上達は望めません。
何年通っても、身に付くことはないでしょうね。
スイミングスクールは、おそらくそこに行ったときだけですし、
お花のお稽古も、うちに帰ってきて、自分の花器に生けなおしはしますが、それでおしまい。
お習字も、自宅に帰ってきて、もう一度筆を出して書く人は少ないでしょうね。
だから、ピアノは大変だと言われるのでしょう。
大人も子供もみんな忙しい現代。
その忙しさの中、時間をやりくりして、ピアノに向かい、先生のところに通うわけですから、確かに大変ですね。
だから、ピアノのお稽古は、行くのが楽しい、待ち遠しいと思うくらいじゃないと、続けていくのは難しいのかもしれません。
楽しいという字は楽(らく)と読みますが、
らくばかりでは、先に進んでいけません。
少しずつでも、進んでいくためには、努力が必要なのです。
努力に伴う苦痛を減らしてあげることも、私の仕事のひとつかもしれません。
発表会まで、ひと月あまり。
あせらず、完成に近づけたいと思います。
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